レジ袋の鬼「小泉進次郎」のセクシー大崩壊 EUのカーボン・ニュートラル後退が示す正面暴力の破壊力
義務教育を終えていれば思いつくハズがない愚策の数々
前回の『SDGs、再エネ、フェミ、LGBT――「情報暴力群」をマネーが審判した日』では、情報と暴力がマネーを生む構図を解説した。シリコンバレーの高意識層が顧客を占めたSVBだが、「最先端」を謳う正体は米国債で資産を保有する「退屈で堅実な経営」だった。高意識情弱層が群れたことで破産したという皮肉な構図である。
新興の理念を社会普及させるためには、情報を暴力化しマネタイズするビジネスモデル構築が不可欠だ。しかし何も生産しない理念は、どこかでマネーに切り捨てられる。
この当たり前の現実をSVBの一件は示した。
本連載では2023年が、この10年間生み出されてきた新興理念が審判される年だということを、Twitter の買収や、GAFAの危機などを使って多角的に解説してきた。この「10年目の審判」が、改めて証明されたということだ。
この審判の1つがEU(欧州連合)のカーボン・ニュートラル目標の大幅後退である。目玉政策だったEVシフトの雲行きさえ怪しくなってきた。その原因はロシアのウクライナ侵攻だ。私流の言葉で表せば「正面暴力が情報暴力を破壊した」ということだ。
正面暴力の情報暴力破壊は、中国の脅威にさらされている日本でも起こる可能性が高い。
コンビニ、スーパーから小売店に至るまで売る側、買う側の双方に、持続的な苦痛を与えているのが「レジ袋」だ。日本で誰も得をしないカーボン・ニュートラルを徹底して推し進めたのが、2000年以降の自民党が生み出した最強の高意識情弱系議員、「レジ袋の鬼」こと小泉進次郎せんせーである。
そもそもEUが過剰なEVシフトに向かったのは「トヨタ潰し」というドイツのご都合主義と、文化的背景が連動したことが大きい。このドス黒い深層さえ知らない日本の高意識情弱層が「履き違え」、ESGムーブが歪んで列島に伝染。義務教育程度の知識と合理的思考力さえ持っていれば思いつくはずがない愚策中の愚策が、小泉せんせーによって次々と生み出された。
ことは小泉せんせーの「無能」だけではなく、LGBT、SDGs、フェミナチなども概ね同じパターンで、社会を侵食しているという意味で深刻だ。
そこで今回はEUのカーボン・ニュートラルを題材に、情報暴力が実暴力に駆逐されたこと。また「小泉レジ袋問題」を通じて、「海外がー」「欧米がー」を唱える日本の情報暴力群の浅はかさを明らかにしていこう。