東京地裁に提出した訴状が示す「闇クマ」の正体
裁判の準備=被告の個人情報収集
前回は『東京地裁に提出した「闇クマ」訴状の中身を公開する』をお送りした。YouTubeで30万人以上のチャンネル登録者を持つ「闇クマ」は単なる「一市民」ではなく「メディア」である。一種の「公的権力」と呼ぶべき規模であると判断したからこそ、裁判所は情報開示を命令したのだ。
「X」における私の現在のフォロワーは約33.2万人。時に私も他人を「おちょくる」が、常に持ち続けているのが、「意図的におちょくっている」という「自覚」と、垢バンや訴訟などへの「覚悟」だ。私が問題視しているのは、野中威史氏にこうした「自覚と覚悟」があったのかどうかである。 ここ数日、「闇クマ」の配信が途絶えている深層については後で考察してみたい。 失笑したのは、「闇クマ」を担ぎ上げている「ニチホガー」の程度の低さだ。以下のスクショ群をご覧いただきたい。

実名公開を非難しながら実名を拡散しているという、およそ正常な知能を持っているのか疑わしいポストに鼻から牛乳を吹くほど笑わせてもらった。だが堂々自らを「禁治産者級」と表明している分だけ、むしろ清々しい。対称的に以下のポストはみっともない。

名前だけ消してかばったおつもりらしいが、前後の文言でいくらでも検索できてしまって何の意味もない。しかも苦労の割に誰にも相手にされていない。こういう「覚悟と自覚のない人たち」が一番訴訟リスクが高いのだが、3回くらい生まれ変わらなければ理解できないだろう。
一連のポストを眺めて「ニチホガーとは友人もなく、経済的にも知性的にも乏しい社会生活困難な気の毒な人たちの集団では」――そう疑った私がいたことは事実である。
さて、訴訟の発表以降、SNSで耳目を集めているのは「闇クマ」が訴えられた理由と、素性ではないか。 裁判の準備とは「被告の個人情報収集」であり、刑事裁判では警察や検察が、民事裁判では原告が行う。警察、検察といった法執行機関の「調べ」ほどではないが、私なりに「野中威史」について可能な限り調査した。集めた個人情報を基に文書化されたのが訴状だ。 「闇クマ」は複数の人物による合作か、それとも単独か、自民党との関係は――訴状の続きを明らかにしながら、その正体について、有料読者限定で明らかにして行きたい。