東京地裁に提出した「闇クマ」訴状の中身を公開する

SNS上で長く「正体不明」とされてきた「闇クマ」こと野中威史氏。かつて本人とも会ったことががあるのだが、その正体は謎だった。訴訟準備でもっとも困難を極めたのは、野中氏についての情報の収集と確認だ。訴状の中にはそれらが記載されているが――その衝撃的な中身を明らかにしよう。
猫組長 2025.06.13
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覚悟と自覚

前回は『「闇クマ」こと野中威史氏を東京地裁に提訴しました』をお届けした。告知したポストは2025年6月13日時点で、276万インプレッションを数えている。

「猫組長POST」のサーバーはパンク、「猫組長チャンネル」も繋がりにくい状況が続くほどの反響を呼んだ。

大多数の健全な思考を持つ人々にとって衝撃的だったのは、やはり「闇クマ」の正体のようだ。日本保守党・百田尚樹共同代表、有本香事務局長、そして関係者らに長期間にわたって誹謗、中傷、面罵を繰り返してきたが、そんな愚行ができたのは「謎の人」を貫いたこと、また百田氏を中心とした人々への「甘え」が原因である。

百田氏はもちろん、私も含めた何人かの人たちは「闇クマ」が野中威史氏であることを知っていた。やろうと思えば第三者にリークして名前を暴露させることもできたはずなのだが、私たちはそうはしなかった。小者を相手にすることで日本保守党の理念が穢れるからである。野中氏の増長は明らかだが、私をおちょくったのは間違いだ。前回、タイトルに「野中威史」を入れたのは、私の「覚悟と自覚」の表明である。

「野中威史」を表記したことで、またぞろ極少数のアンチは「違法の可能性が高い」、「Xの規程に違反している」、「訴訟を起こされる」と超絶の遠吠えを上げて自己満足に浸っている。ただし、こうしたコメント1つとっても「覚悟と自覚」とはほど遠い。こんなことをしているから、納税といえば消費税程度しか払ったことのない人生を送っていることを自覚すべきだ。

野中威史氏の運営する「闇のクマさん世界のネットニュース』は登録者30.8万人、Xのフォロワーは16.4万人と大きな発信力を持つ「メディア」だ。ある種の権力とも言える。また、野中威史氏は自民党本部、議員会館に出入りし閣僚とも交流している。公務に用いられる大臣室で撮られた画像も自らのSNSにアップするなど、自民党との関係を公開している。

Xでは自ら自民党本部でSNSについての見識を提供したことなどを自慢げにポストしている。これらは自民党・内閣府の業務に関係していると考えて不自然ではない。

極めて影響力の強い個人メディアが事実無根の誹謗中傷を病的に繰り返していることは、現代社会におけるSNSの問題点を象徴する社会的意義があるテーマだと私は考えた。ゆえに実名公表には公益性があると私が判断したのである。

実名公表の違法性について判断するのは司法、規約違反を判断するのは「X」、私に反訴ができるのは野中氏で、その時に正当性を判断するのは裁判所だ。もちろんこうした社会常識が理解できる知能を持っていれば、最底辺の生活を送りながらアンチ活動などに血道をあげていないはずで、言っても無駄なのだが……。

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