祝!Twitter健全化 総斬首キュレーションチームの「毒善偏向」とナチスの類似点
2022年は動乱の元年
前回の『ポンコツ外相では抑止できない「ビジネス・マフィア 金正恩」の死の外交戦略』では、北朝鮮の思惑について書いた。自称・識者や一部政治家の中には外交万能主義「ガイコウガー」が多くいる。しかし、「ガイコウガー」が話し合う気がない相手を説得できる自信があるのかが、私には疑問である。
もし話し合いでなんでも解決できるのなら、警察が暴力団を逮捕する際に制圧などしなくて済むはずだ。「話し合う気が無い」相手を説得するためには、相手を圧倒する暴力がなければ不可能であることは自明の理である。そもそも外交が万能ならアメリカもロシアも戦争などしないし、イスラム圏からテロは起こらないはずだ。
「ガイコウガー」が暴力団の中でも一番タチの悪い「チンピラ」を説得して真人間に戻すことができたのなら、その時は彼らの言い分を信じてみたいが……。
2022年11月8日にはアメリカで中間選挙が行われた。与党・共和党のカラーが「レッド」であることから「赤い嵐が吹く」という事前予想がなされたものの、当たらなかった。民主党が勝利したものの「拮抗」という結果だ。
すなわち世論の「分断」である。「覇権国の分断」がもたらすのは「世界の分断」であることは言うまでもない。
まさに2022年は、動乱の元年といえるだろう。
エセリベラルの精査が始まる
その動乱を象徴する一件が2022年10月にイーロン・マスク氏がTwitter社を買収したことによるTwitterの変化だ。
イーロン・マスク氏公式Twitterより
買収前には「HUFFPOST」などによる、記事を自称した合理性からほど遠いリベラルな感想文がタイムラインに上がり続けていた。こうしたカルト的特定言論のゴリ押しを「公平」とする人などいるのだろうか。
さらにTwitter上では「BLM(ブラック・ライブズ・マター)」、「#MeToo」、「LGBTQ」「蓮舫がぁ」などの過激な抗議活動、凶暴なフェミニズム活動などに関連するワード、あるいは「保育園落ちた日本死ね」など極少数による「Twitterデモ」などが「トレンド」となっていたのである。
蓮舫せんせー公式Twitterより
実際には少数派しか支持していないカルト的ムーブだが、支持しない自分の方が少数派と思い込まされていた人も多くいただろう。ところがこの不愉快極まりないゴリ押し現象が、買収後ピタッととまったのである。
今回のTwitterの健全化は、この「10年間」に起きてきたLGBTQやカーボン・ニュートラル、暗号資産など「エセなリベラリズム」を原動力に成長した「ニューエコノミー」に対する「精査」の問題である。2022年は精査元年ということで、「猫組長POST」では「死にゆくエセリベラル」に関連したテーマを増やして行く予定だ。
そこで今回は、Twitterの買収問題を考えて行きたい。