小池百合子、蓮舫、今井絵理子が実証した「政治とはバカを騙すゲーム」
靖国侮辱問題の遠因はメガネ
前々回は『つばさの党事件でも暗躍-窮すれば右翼にも泣きつくれいわ真理教・山本太郎尊師のコウモリ素顔』で政治の世界に「迷惑系」が登場してしまった背景を分析したが、「政治の軽量化」は目を覆うばかりだ。現在、永田町の頂点に座る「メガネ」こと岸田文雄総理を考えれば当然の帰結なのかもしれない。
例えば靖国神社の石柱に、観光客を装った中国人の鬼畜が放尿と落書きをした。これほどの屈辱を受けたのにもかかわらず逮捕することなく、この下衆中国人は無事出国している。
ロジカルに整理していくと、その原因は岸田総理の「国家観不在」にたどり着く。むしろ賞金1000万円を提示した高須クリニック・高須克弥氏の方が総理以上に国家観を持っていることが露呈してしまった有り様だ。
日本人からはせっせと増税する一方、外国人には徹底的に甘いのが岸田政権の特徴だ。読めば靖国陵辱事件の遠因がメガネにあると言うのは言い過ぎではないことがわかるだろう。
この政治軽量化時代にあって、あの立憲民主党の蓮舫先生が都知事選出馬を表明した。『4月28日補選分析 日本保守党・飯山あかり氏が想定超えの大善戦だったと断言できるこれだけの理由』で簡単に触れた理由で、立憲・共産党が勝つことは容易ではない。小池批判を全面展開する蓮舫先生だが義憤にかられての出馬というわけではなさそうだ。勝っても負けても「おいしい」という皮算用を弾いているというのが私の分析だ。
国家観どころか個人のドス黒い欲が根底にあるという意味で野党の劣化も激しい。
繰り上げ当選1日で辞職した元モー娘。の市井紗耶香氏、恋人とのケンカで国会をサボる今井絵理子氏、そして蓮舫先生が出馬したことで逆に当確となりそうな小池百合子氏……この惨事が示すのは民主主義政治のゲーム必勝法が「バカを騙すこと」に堕しているからではないか――まずは靖国陵辱事件から整理して現在の政治の本質を導き出して行こう。