改選前年に「トレンド」常在 「虚栄厨」和田政宗を楽しむ傾向と対策
まさに「自民の小西」
2024年8月14日、岸田文雄総理が次期総裁選への不出馬を明言した。『退陣目前の感謝状 岸田総理、日本をガイジンだらけの三等国家にしていただきありがとう』など繰り返し伝えてきたが、それが現実になった。
注意しなければならないのは、諸手を挙げて喜ぶ有権者心理を自民が狙っていることだ。
首のすげ替えによって風を吹かせ選挙になだれ込む選挙戦術は自民の伝統芸能である。海の向こうのアメリカでも民主党が同様の方法で、圧倒的優性だったトランプ氏に対抗している。そのことを解説したのが前回の『多様性幻想ゴリ押し「パリ五輪」の裏で深刻化するアメリカ「新南北戦争」のリアル』である。
一方、自民党だが、永田町から伝わる声を精査すると、
「対抗馬の野党がいないのだから延命さえしていれば多数派でいられる」
という思惑しか導き出せない。大統領選を巡って国が2分するアメリカと違い、日本の有権者は政治に期待をしていない。その有権者心理をナメ切って利用しているのが自民党ということだ。
野党不在の中、誕生した野党が日本保守党である。岸田自民のエア改憲姿勢とLGBT法成立に失望して抜け落ちた「岩盤保守層」の期待は相当大きい。
その日本保守党に病的な執念で粘着をしているのが和田楠一族の末裔である木っ端議員、末裔であらせられる参議院議員・和田政宗参せんせーだ。政界を渡り歩いて牛後の中の末席に流れ着いた木っ端議員だが、百田氏、有本氏らに寄生することで「X」トレンドに常在する地位を手に入れたのである。
自らに対する否定的なコメントには一般人相手でも容赦なく、即座に「法的措置」をちらつかせ威嚇する恥知らずなスタンスなど、まっさきに思い出したのは、あの立憲民主党の小西洋之氏だ。「自民の小西」の発言を精査すると浮かび上がるメンタルは、中学生レベルの虚栄心である。
木っ端の立場に過ぎないのに「俺がやった」を繰り返して大物に見せかける「虚栄厨」と私は呼んでいる。
LGBT法案を退席したのも、1人議場を後にする「絵」が欲しかったからとしか私には思えない。
「やってる感出してる俺、かっこいい」――それこそが虚栄厨の真骨頂である。
日本保守党員、あるいはファンの皆さんの中には「うざい」、「気持ち悪い」と感情的になる人も多くいるだろう。その心理ことが「虚栄厨」の望むところだ。事実、逆風必至の改選前年に知名度を大きく上げているではないか。
そこで今回はネットに登場した「新たなおもちゃ」の正しい楽しみ方を考察しよう。