プーチン「血の侵略」のトリガーは「原油価格高騰」と「アメリカの沈黙」の同時成立だ
2013年、狂信的なコストカッターで、病的な合理主義者のオバマ氏は「世界の警察を辞任する」と宣言した。アメリカの沈黙は、ロシアにとって軍事侵攻のチャンスだ。しかもこの5年前の2008年ロシアは「原油高騰」「アメリカの沈黙」によって、成功体験を得ていたのだ。今回はロシアの行動のパターンを明らかにする
猫組長
2022.06.02
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笑顔の裏には暗殺を躊躇しない冷たい血
前回の『「覇権と暴力の等価交換」によって「世界の警察」になったアメリカ』ではアメリカ国内で保守運動が起こりネオコンが台頭。冷戦構造崩壊後、アメリカが「世界の警察」になった流れを解説した。
そして2009年、アメリカ大統領にバラク・オバマ氏が就任する。
(「https://barackobama.com/」より)
この笑顔と、メディアが「史上初の黒人」と喧伝したこと。また「核廃絶」を公言したことで、日本ではオバマ氏を「いい人」だと思い込まされている人が多い印象だ。だが、就任間もなく各国のインテリジェンス機関が導き出した「オバマ評」は「冷徹」、「冷血」で一致していたことは、あまり知られていない。