「都民セカンド」VS「都民ファシスト」の都知事選が示す政界の近未来
前回の『【元国際指名手配犯が解説】上川・岸田が「靖国陵辱中国人」をわざと逃がしたと疑うこれだけの理由』では、岸田文雄総理の「宏池会」による自民党支配がどれほど国益を損しているのかを書いた。
再び訪れた土下座外交の日本が直面しているのが中国による台湾侵攻だ。繰り返し書てきたが、米ソ冷戦ではヨーロッパが主戦場でドイツが最前線だったが、今回の米中冷戦では日本が最前線だ。つまり日本は戦時ということになる。
ところが日本国憲法では「日本には戦争がない」ことになっているのだ。
沖縄県議選では玉城デニー氏を中心としたオール沖縄が過半数を割った。この敗因を矮小化する論調のメディアが多いが、沖縄人たちが基地利権より生命の安全を選んだ結果だと私は見ている。
衆院選の前哨戦だが、沖縄以上に衆院選に対して重要な意味を持つのが都知事選。泡沫候補が乱立するのは都知事選の風物詩だが小池百合子氏と、元謝蓮舫こと、蓮舫氏の一騎打ちとなっている。
両方とも実務能力ゼロという「大泡沫対決」だが、小池氏には自公そして維新が、「なんちゃって離党」をした蓮舫氏を立憲共産党が支援する「どれだけバカを騙せるか」の構図だ。独自入手した資料によれば小池氏が圧倒的優性。だが「都民セカンド」VS「都民ファシスト」のバトルは衆院選の政治テーマを示していると私は見る。
それは改憲勢力VS非改憲勢力の代理戦争の構図だ。
とはいえ肝心の岸田総理の「改憲姿勢」もエアで、まったくやる気がない。にわかに起こった「岸田おろし」の背後には「河野太郎」がいるとしか思えず、岸田以外の選択肢がない「岸田沼」どころか小泉進次郎氏、石破茂氏、河野太郎氏の「小石河沼」の時代が訪れる可能性さえある。
この惨状でもっとも危険なのは、有権者の皆さんが政治を諦めることだ。日本を亡国にしないためにも、「騙されるバカ」にならないためにも、今回解説する「現状」を認識した上で、必ず選挙に行こう。