暇空茜さんの戦いは「公金チュウチュウトレイン」へと拡大
長期戦には都度の整理が必要
多くの著書で私は「無職」であることを公言している。ただし「無職」であることは「無収入」を意味しない。ということで、年末年始、盆暮れ正月という一般の人の余暇からはほど遠い生活を送っている。
人間の力では1日24時間の物理法則を超えることはできない。連載のスケジュールがバラバラになるのはそのためだ。ご理解いただきたい。
前回の『「1・4事変」でColaboの主張に見えた「暴力団交渉術」の正体』では仁藤氏側の主張を、暴力団の「かけあい(交渉)」のロジックと比較した。
「かけあい」要員は①チンピラ型、②知能型、③調整型の3タイプにカテゴライズできる。Colabo側の問題点は仁藤氏はじめとしてチンピラ型がほとんどある点だ。
そもそも文化破壊を行った時点で、大多数の健全な思考を持つ民主主義市民の視線は冷ややかだ。一般市民の思考とはかなり隔たりのある主張をゴリ押ししたことで、より大きな批判を呼び、問題が全国区に広がったというのが私が導き出した結論だ。
YouTube日本共産党公式チャンネルより
2023年1月4日、暇空さんの請求によってColaboの会計を調査した東京都監査事務局が、経費精算に一部不当な点があるとして都に再調査を指示。この「1・4事変」を前に暇空さんは一連の問題を「男女共同参画」の背後に大きな「ナニカ」がいるのではないかと見ている。
そこで暇空さんと、健全な思考を持つ人たちは「Colabo」単独に問題を矮小化させず、公金をチューチューするトレインの調査へと戦線を拡大している。Colabo単体でさえ行政に深く食い込んで「億」のマネタイズに成功したのだ。合法的公金チューチュートレインはColaboと比較にならない脅威と見るべきだろう。
ロシアがウクライナ戦争で苦戦したのは戦線を拡大したことも大きい。前線が戦線を拡大させるなら、整理に努めるのが後方の役割だ。ネット時代の燃焼は、皆さんが考えているより早い。対してこの問題は根が深い。何度かの組織間での抗争やケンカに関係した私は、長期戦には都度の整理が必要だと考えている。
そこで今回は、これまでのColaboに始まる戦いを、地下社会的視点でまとめなおしてみたい。「整理」するということは過去を振り返ることではない。私自身、この件を書きながらいくつもの発見をすることになった。
大前提として私が考える問題は重要度の順に、以下の4点である。
1.科学的根拠のない文化破壊
2.名誉毀損
3.行政に深く食い込む合法的公金チューチュートレインシステム
4.同種団体との縄張り争い
もっとも考えなければならないのは、いずれも「合法」である点だ。東京都監査委員会も「不当」という評価しかできていないのは、そのことを示す1つの根拠だ。
法治国家において「法」だけが人を裁くことができる。裁く「法」がないからこそ解決は困難だ。まさに民主主義の脅威である。
今回は、1と2について以下の点で分析する。
1.亜種暴力団は「文化総体」を破壊しない。資本力が小さいなどのニッチな文化を狙い撃つ。前回疑義を呈したが、TwiceやAKBを攻撃しないのがその証左だ。こうした卑劣な文化破壊者どう対応したらいいのか――――『「キモイ」は女性を守るセンサー』なる健全な思考を持った一般市民にはおよそ理解不能な珍説をぶちあげた「北原みのりさん」とかいう人を例にして解説していく
2.すでに名誉依存の問題点については書いたが、「法的措置を考える」という言葉こそ「亜種暴力団」を判断するマーカーだということにたどり着いた。それを合理的に説明していきたい
そこで本題に入って行く。