「1・4事変」でColaboの主張に見えた「暴力団交渉術」の正体

Colaboの経費精算を一部が不当と判断された。この「1・4事変」に仁藤氏側は「勝利宣言」を出す。正常な思考を持つ大多数の人はクビを傾げるが、私に違和感ない。なぜならこれは暴力団が「かけあい」で常道とする交渉術そのもので「本当にカタギなのか」と感心するほどだからだ。私に依頼してくれれば、上手く一般市民を丸め込めたのに…もちろんギャラに対して、私は印紙付きで領収証を発行するので紛失しないで欲しい。
猫組長 2023.01.07
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仁藤氏の論理でいえば韓流アイドルTWICEは「性差別で性搾取」のはずなのに…

前回の『暇空茜さんが戦う「亜種暴力団」が重ねた悪手を地下社会的観点で評価』では、およそ常人では思いもよらない主張で文化を破壊する、亜種暴力団の「フェミナチ」ぶりを「温泉むすめ」事件や、立憲民主党員の尾辻かなこ氏による「大阪駅御堂筋口事件」を例にして合理的に解説した。

仁藤氏の「性差別で性搾取」、尾辻氏の「性の商品化」という主張からすれば、真っ先に攻撃されるはずなのは、紅白で目のやり場に困るほどの衣装を身にまとって歌って踊る、韓流アイドルTWICEのはずだ。

私には与り知らないが、朝鮮人を批難しにくい特殊な個人的事情が万が一にでもあるのならば、批判対象としてAKBの系列グループがあるではないか。AKBは場末のキャバクラの指名競争を、アイドルのプロモーションに持ち込んだビジネスモデルなのだから、まさに「性差別で性搾取」「性の商品化」そのものはずだ。

もちろん私にTWICEやAKBを批難する意図はない。何より坂道系のファンで、出始めのころ「坂道なんて知りません」と言った担当編集者を長々と説教したほどである。

この「無理筋」は、今回のテーマの1つだが、まずは「1・4事変」について整理していこう。

暇空茜さんによる監査請求が通ったことで、2022年1月4日には東京都監査局が監査結果を発表した。重大な局面を前にして、仁藤夢乃氏はさぞや悲壮な決意を表明しているだろうとTwitterを開けて見ると、目に飛び込んできたのが以下の文面だ。

これを見た瞬間、私は「………………」としばらく理解に努めたが、「とにかくキモいので頑張る」ということのようである。極少数の善良な左翼人が、仁藤氏の側に「操作系能力者」や「支配の悪魔」が存在していることを疑っていることは前回書いたが、その読みは当たっているのではないかと一瞬でも思った私がいた。

「不当」判断に「勝利宣言」

そんな「頑張る」仁藤氏をよそに、東京都監査局はColaboの経費精算に一部不当な点があるとした。都に再調査を指示したばかりか、不適切な委託料があれば返還請求するよう求さえしたのである。

ところが同日、「キモいので頑張る」仁藤氏は、

〈監査結果では、「違法」なことも「会計不正」もなかったことが明らかになりました〉

と「勝利宣言」をTweet。

また一般社団法人Colabo及び同代表理事仁藤夢乃代理人弁護団は「東京都に対する住民監査請求結果について」と題して弁護団声明を公表。6ページに渡って「そもそも自分たちは何一つ悪くない。ただミスをしただけだ」という論調で「勝利宣言」をした

この「勝利宣言」に大多数の健全な思考を持った民主主義市民はクビを傾げたはずだ。だが、私に違和感はない。というのはこのロジックこそ、暴力団が「かけあい(交渉)」の場面で多用する交渉術そのものだからだ。

前述した「東京都に対する住民監査請求結果について」では、加害者と被害者を入れ替え、事実を組み替えるという、極道業界で言う「無理筋」で自分たちの正当性を主張。さらに、

〈本件の監査において、監査請求人がSNSに流してきた、Colaboに対する多くの誹謗中傷が事実ではないと認定され退けられたことから、Colaboに対する「公金の不正利用」「税金の横領」等のいわれのない誹謗中傷については、今後更に厳正な法的措置で対応する予定であり、これまで証拠の保全に努めてきたこともあわせて申し添えます〉

として、自分たちへの批判者に対してきっちり「恐怖」を植え付け緊張させながら、協力者に優しさを滲ませて弛緩によって文章を終わらせる。自分たちのホームで勝負する点、絶対に非を認めない点、緊張と弛緩を交互に繰り返すなどのスキルを目の当たりにして元暴力団員の私は、

「この人たちは本当にカタギなのか…」

と感心さえしてしまうほどだ

そこで今回は、Colabo側のロジックを分析し、その黒い交渉能力値を導き出してみよう。

暴力団もColaboも「ウソ」は付かない

暴力団の「かけあい要員」は大きく①チンピラ型、②知能型、③意見集約型に類型化することができる。後で詳述するがColabo側の最大の欠点は、「キモいので頑張る」仁藤氏を含めて、「リーガルハラスメント」、「AV娯楽発言」、「対行政暴力」の発言者など①のチンピラ型の人数が多すぎる点だ。しかもチンピラ型のコントローラーがおらずバランスを欠いているところはいただけない。

これでは11・29会見の場にせっかく駆けつけてくれて、暇空さんを呼び捨てに連呼しまくった朝日新聞記者の援護射撃も台無しである。

YouTubeより

YouTubeより

これではいつまでたっても「亜種暴力団」のままだ。私に一言相談してくれれば、もっとうまく丸め込む陣容、ロジックをプロデュースできたのに…。もちろんギャラに対して私は額面通りの領収証を印紙付きで発行するので、どうか紛失しないで欲しい

さて、まずは事実の組み替え、被加害者の入れ替えについて解説するところから考えて行きたい。皆さんのニュースには「タイトル」が付くが、ここに2つのタイトルを用意したので、まずは読んで欲しい。

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