9・27国葬でわかった中国「尖閣侵略」のヤバすぎるリスク
すでに暗喩として安倍元総理の国葬を巡る弔問外交は始まっているが、中国は日本に対して「沈黙」という恐るべきメッセージを送っているとしか思えない。そこで浮かび上がっているのが中国による台湾・尖閣侵略のリスクだ。列島周辺で起こっている「危機」を解き明かす――。
猫組長
2022.09.25
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すでに「弔問外交」は始まっている
ウクライナ戦争以降、日本では「外交」の重要性が求められている。前回の『日本の「識者」には理解できない「9・27安倍元総理国葬外交」の実態』では、「外交」は「暴力」がなければ成立しないという国際社会の現実を書いた。
2022年9月27日には、安倍元総理の国葬が行われるが、2022年9月22日中国政府は全国政治協商会議の万鋼副主席の派遣を決めた。イギリスのエリザベス女王の国葬に王岐山国家副主席を送り込んだことを考えれば「格落ち」にはみえる。この意味するところはなにか――。
「外交」は秘めたるメッセージの応酬だが、そこから考えると「中国は本気で台湾・尖閣を奪いに行く」という暗喩だとしか私には思えない。
外務省HPより
すでに9・27国葬の「弔問外交」は始まっているのだ。前回の予告通り、明らかになった台湾・尖閣侵略のリスクについて分析してみよう。
暴力でしか解決できない「危機」に対して、「憲法9条死守」「無抵抗を貫け」など間違った方向で人々を煽ってミスリードさせるのがメディアの特徴だ。そこで、まず整理したいのがメディアの「詐欺体質」だ。