9・27追悼 安倍晋三は死してなお日本の領土・領海を守っている
民主党政権の「無限」無責任
前回の『9・27国葬でわかった中国「尖閣侵略」のヤバすぎるリスク』では日本列島南方方面に迫っている「危機」について書いた。今回は予告通りに尖閣諸島に迫っている危機について、オリジナルの図版を用いながら解説する。冒頭で、多くの人が気分を害する写真が掲載されることをご理解いただきたい。
そもそも尖閣諸島の危機は、民主党政権が招いたことだ。『米英豪が尊敬した安倍元総理 殺害を招いたメディアの下衆量産構造』で解説したが、2010年9月に尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生。未曾有の事態に対応しようと緊急に艦船を移動させた海上自衛隊をトップダウンで抑止したのが、当時、官房長官だった仙谷由人氏だ。
1歩譲れば、10歩踏み込んでくるのが中国のやり方だ。これ以降、尖閣諸島への侵略は杞憂からリアルになってしまったのである。
2022年9月24日に、あの鳩山由紀夫氏が韓国での講演で日韓関係ついて、「日本が無限責任の姿勢持てば問題解決」と発言したことが報じられた。
鳩山由紀夫公式HPより
だが日本の領土・領海を危機にさらした民主党政権、そして立憲民主党の無責任は「無限」のまま今日に至っている。その「無限」の無責任に対応したのが安倍元総理だった。2012年に総理に返り咲いくやいなや防衛省担当者に、こう指示した。