この私が、あの立民候補を応援 「河野太郎の寵児」英利アルフィヤねじ込みの裏にある「ポスト岸田」の権力闘争
前回『レジ袋の鬼「小泉進次郎」のセクシー大崩壊 EUのカーボン・ニュートラル後退が示す正面暴力の破壊力』では、EUの環境政策がロシアの暴力によって躓いた構図を明らかにした。
環境カルト信者を始めとする高意識情弱層は、何かあると「ドイツを目指せ」と唱える。ところが、その「ドイツ」に振り回され目標値が入れ替わり、内燃機関が持続することになったのだ。ドイツが政策を入れ替える理由はエネルギー安全保障の失敗と、自国経済の保護という「ご都合主義」である。
政界入り後、義務教育を修了していれば誰でもわかる「愚策」にたどり着いたのが小泉進次郎せんせーだ。一方で政界入り前から「優しい社会」なる珍妙な公約を掲げている人物が、2023年4月23日に投開票が行われる千葉5区補選に出馬した、英利アルフィヤ氏である。
ウイグル人の父とウズベク人の母を持ち、小倉出身の元中国帰化人にして多様性と持続可能社会実現を目指す英利アルフィヤ氏。日本人とウイグル人、中国人とルーツを使い分ける政治戦略は、中国の台頭を許したバラク・オバマ氏のそれだ。
多様性や反差別などSDGsのエセ部分を凝縮させた意識高い系候補をゴリ押しし落下させたのが、アルフィヤ氏の大学の先輩であるコオロギ太郎こと河野太郎氏だ。
アルフィヤ氏の政治家としての資質はともかく問題なのは、この1勝が「河野派形成」の一歩になってしまう可能性である。セットで小泉進次郎氏の存在感まで増すのだから、悪夢としかいいようがない。
この私でさえ、立憲民主党の候補者を応援するほどの危機事態である。
そこで今回は、この問題の背景に見え隠れする「ポスト岸田」を巡る内部闘争を解説しよう。