戦時経済とは「コンピタンス」から「ケイパビリティ」への価値転換である
前回は「FIT法」が菅直人氏の異様な精神状態の中で生まれ、黒い資本が群れたことを明らかにした。「サハリン2」の権益はロシアに収奪されそうだが、エネルギー生産手段を持たずにロシアとエネルギー交渉をすること自体がナンセンスだ。今回は、「常識の投資」に触れながら、戦時経済の正体について解説していく。
猫組長
2022.07.02
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FIT長者の正体
前回の『6・27「電力需給逼迫注意報」とは自民党エネルギー政策の「失敗宣言」である』では、総理時代の菅直人氏が原発爆発を前に、常軌を逸した精神状態に陥ったこと。その後、辞任と引き換えという「カミカゼ」的にFIT法を成立させたこと。設備投資の安い太陽光発電に「黒い資本」が群がったことなどを明らかにした。
前回、FIT長者の一人として私の後輩を例に挙げた。下の写真は、その後輩とのやり取りだ。