石破茂の嘘で固めた「不信表明演説」&「だらし内閣」閣僚の裏切り歴を全部書く
正しい落選運動を
前回は『新総理・石破茂「裏切り」の半生』を明らかにした。政界入りから今日まで「裏切り」を続けてきた政治家人生を整理すると「異常」という評価しかない。嘘と裏切りが日常に溢れているのが地下社会だが、その世界を通じて私が学んだのは「嘘」「裏切り」は性癖に近い一種の病気であるということだ。「嘘」、「裏切り」で得た利益は一過性に終わることがほとんどだ。ゆえに繰り返す。
この説を裏付けているのが現在の自民を支配する岸田文雄氏だ。安倍政権の継承と発展を約束して総裁に就任した岸田氏だが、安倍晋三元総理が亡くなると政策を一気に「反安倍」に転換。その象徴が「LGBT法案」である。
その「裏切り」で得た利益が一過性だったことは支持率の推移を見れば明らかだ。権力中枢から追い落とされるとみるや今度は自己権力維持のドス黒い欲望のために、自分を支えてきた「派閥」を裏切り、独断で解体を明言。脱派閥の約束を裏切り、派閥をフル活動して総裁選を戦う。最後には「党員票が多い候補」支持という「嘘」を付いてまで石破政権を作ったのである。

憤怒に駆られた自民支持層良識派は、石破氏に投票した議員をリストアップ。SNSで落選運動を展開している。
大いに結構だが「落選運動」を正しく理解していない人が多くいる印象だ。「落選運動」とは対立候補者に一票投じる行為で、「投票に行かないこと」ではない。自民党が一丸となって保守を棄てたことが問題なのだから、投票先は日本で唯一「保守」を党名に掲げる「日本保守党」以外にないと私は思う。保守党が候補者を擁立しない地域であれば、投票先は「日本共産党」一択である。
この主張を聞くと、私を「聖教新聞と赤旗を同時購読する病んだ人」と思うかも知れないが、その論拠は後述する。
石破総裁の有権者への「裏切り」一発目が、これまでの政治信条「ゲル・ドクトリン」を総裁選用に「ネオ・ゲル・ドクトリン」に転換したことだ。緊縮派が総裁選では積極財政を主張しているのだから開いた口がふさがらない。その「ネオ・ゲル・ドクトリン」さえ一部をなかったことして所信表明演説を高らかに読み上げた。
10月27日の衆院選に向けて保守的政策が建て付けられ、選挙戦公約が作成されることは確実。だが、騙されてはならない。彼らは嘘つきで裏切り者だ。当選すれば、即座に公約を撤回することは保証してもいい。実際、岸田政権はエネルギー不足を解消できなかったばかりか、食料不足まで引き起こしたではないか。
有能な人は裏切り者に味方しないということで、石破内閣には無能が居並ぶことになった。

石破氏の自身の政治信条に対する「嘘」と「裏切り」とともに整理して、「だらし内閣」の醜悪な実態を炙り出す。