新総理・石破茂「裏切り」の半生

安倍晋三元総理逝去後の岸田文雄総理に対して、権力への異様な妄執から「サイコパス説」が囁かれていた。日本経済が沈むリスクより、自己利益にしがみついた今回の総選挙で、「説」は現実であることが周知された。「悪夢の岸田政権」は続くということだ。

Ｘでトレンド入りした「日本破壊クソメガネ」のおかげで、日本保守党にとって衆院選は一気に美味しい場面となった。

前回の『【緊急配信】権謀数術の果てに「高市さん」は総理になれるのか――投票直前までヤマが続く自民総裁選』では総裁選にむかう情勢動向を詳細に分析。決選投票の2パターンを導き出した。「石破VS高市」はそのうちの1つのパターンだが、結果は「？」とした。それほど混迷していたからである。だからこそ決選開票発表直後の投票場がどよめいたのだ。

誰も喜べない最悪の結末をもたらしたのは、岸田氏の「嘘」と「裏切り」である。派閥を解体させながら自らは「派閥」をフル活用し、手駒「上川陽子」を使って協力者を平然と裏切った。

「岸田自民」をヨイショし続けてきた保守論客、保守派インフルエンサーは猛省すべきだ。地下社会では「嘘」と「裏切り」が日常茶飯事だが、その経験を通じて私は両者が一種の病気だと考えている。染みついたクセはなかなか抜けず、誰に対しても平然と嘘と裏切りを行う。岸田・石破両氏の「岸破自民」が今後も平然と有権者を常に騙し、裏切ることは断言したい。

傀儡に選ばれた石破氏は「悪夢の岸田政権」を継承させるどころか、さらに改悪方向に加速化させる方針だ。喜ぶのは経団連の老害と岸田氏だけである。日本の暗い未来予想図に早くも異常な反応示したのが金融市場で「石破ショック」が発生した。総裁選で石破茂氏は「いまの貯蓄から投資へという流れは一層加速させていく」としていたが、市場はまったく期待していない。

前回の最後で衆院選までの予想スケジュールを具体的に明示したが、石破氏を選んだ自民党に惨敗が待ち受けている可能性は高い。小泉進次郎氏なら「半分のバカ」を騙せたが、石破氏では4分の1の田舎者しか騙せないからだ。逆に言えば日本保守党にとっては美味しい地合になった。

石破氏の政治家人生を貫いているのは「裏切り」である。自民党総裁選の歴史とともに、裏切りの半生を整理すれば岸田自民がいかに不誠実か理解できるはずだ。