12年で渋谷区を支配 LGBT「ステルス型情報暴力」の恐怖と脅威
民主主義の根幹が破壊された
前回の『コオロギ食、渋谷区LGBTトイレ、フェミ、太陽光…「情報暴力」が狙うのは「子供」だ』では、「情報暴力」が社会を支配するプロセスを具体的に詳説した。その典型例がロシアの「ハイブリッド戦略」だ。
ロシアは情報を暴力に変え、ヒトの認知領域を攻撃する。そのことで開戦の前に戦争を完了させ、2104年にクリミア半島の併合に成功した。この「ハイブリッド戦略」への研究の結果、認知領域の支配戦略はタスク化されている。
前回は、そのタスクを図式化。その上で「コオロギ給食問題」の解説を行った。
人間の認知領域は歴史や文化、習慣を基盤とする「普遍性」と、新たな知識、刺激などによって形成される「多様性」を内包している。「普遍性」は経験によってできあがるということで、情報暴力がもっとも効果を持つのは子供だ。
コオロギ給食問題は、生徒がコオロギ食を食べたところから出発。それを高意識情弱層の教員が給食として出した。
この問題の深刻性は、すでに情報暴力によって認知領域を支配された子供が、高意識情弱層の「善意」によって、学校全体に情報暴力が拡大再生産された点だ。
もちろん、こうした認知領域に対する情報暴力を使った攻撃は、大人に対しても機能する。そこで今回は渋谷区LGBTトイレ問題を例にしながら、情報暴力の社会支配について解説していこう。
渋谷区LGBTトイレ問題は、ただの「公共トイレ問題」ではなく、もっと大きな意味を持っている。整理すれば、実に12年もの歳月をかけて、渋谷区はLGBTに支配されてしまったからだ。
渋谷区長・長谷部健氏(渋谷区HPより)
「支配」という言葉は大げさに聞こえるかも知れない。しかし民主主義のストロングポイントは選挙を通じた政策の選択だ。このまま行けば2023年4月の渋谷区長選は渋谷区LGBT化を推進し続けた現職と、あの立憲民主党推薦候補が戦うことになる。行くも地獄、引くも地獄――まさに民主主義の根幹を破壊されたのだ。その意味で「支配」は過言ではない。
特に深刻なのは「ヒト」という「生命」そのものへの、認識支配だと私は考えている。
精子と卵子が結合しなければ「ヒト」は生まれない。同性同士では、「ヒト」を生み出すことができないのは生物学の基本中の基本だ。ところがこの生物学的常識を発言すること自体がフェミナチストやLGBT推進派から「差別」の烙印を押されるようになった。
この情報暴力によって、議論さえされていないが、この問題は生命倫理を破壊するリスクを含んでいる。それどころか「ヒト」を人工的工業的に生産することで生み出される深刻な差別についても触れられていない。
このような「LGBT」推進派によるステルス型情報暴力の深刻性は、まったく周知されていない。
2023年4月には全国統一地方選挙が行われる。情報暴力に勝つ最大のカギが「投票」だ。皆さんの住む街をLGBT政策によって支配された渋谷区にしないためにも、情報暴力の脅威を理解した上で必ず投票に行って貰いたい。
「中長期」で機能する遅延型情報暴力
今回のトピックでも非常に大きな意味を持つので、前回の掲載した下図「新興の理念が社会を支配するプロセス」を、ご覧いただきたい。