「国葬」国会説明 岸田総理のヤバすぎる「暴走」
それでも立民の支持率は上がらない
前回の『国葬出席の保留しかできない立憲民主党』では、立憲に「存在意義はあるのか」という自明の問題をあえて追求してみた。その中では「立憲民主党」が裏切っているのは、他ならない「立憲支持者」であることを導出している。
対案によって与党に打ち勝つのではなく、批判によって与党を貶め、下がった支持率を「かすりとる」取るのが民主党以来の立憲の「伝統芸能」だ。しかしヒストリーとブランドという観点から考えれば、それも叶わない。
立憲民主党HPより
選挙前に煽られた期待に胸を躍らせ、投開票後に落胆する「伝統芸能」はしばらく絶えないと私は考えている。
その批判の「好材料」として利用されているのが2022年9月27日に行われる安倍元総理の「国葬」だ。2022年9月8日には、岸田文雄総理が国会で「国葬」について、
「国政選挙において6回にわたり国民の信任を得ながら憲政史上最長の8年8カ月にわたり首相の重責を担った」
などと、説明をした。
岸田文雄公式Facebookより
根回しが持ち味の岸田総理だが、この「説明」は独断暴走だったという「声」が聞こえてきた。党内には不満が起こったが、こうしたほころびは「政局」になりかねないリスクを孕んでいる。そこで今回はその「声」の内容を具体的にしながら、岸田総理に訪れる「危機」について解説していきたい。
まず「国葬」にまつわる「虚報」の精査からはじめよう。