一周忌で再評価 安倍安全保障構造の巨大功績

2023年7月8日、一周忌を迎えあらためて安倍晋三元総理のご冥福を心よりお祈り申し上げます。岸田政権の存続を揺るがす問題に発展しそうなのが木原誠二氏の「妻」を巡る事件で、非常にハイリスクなトピックなので次号に書く。政権中枢から吹き出た「闇の正体」は次号から暴く。その前に整理したいのが「核管理」の問題だ。抑止力大幅拡大の背景には安倍元総理の大きな功績があった――。
猫組長 2023.07.09
サポートメンバー限定

木原誠二問題とシャブ

いつもであれば前回のおさらいから始めるのが通常だが、今回は「次回の予告」という異例の始まり方となる。

裏に隠れていた事案が表に出ることを、極道業界では「捲(めく)れる」と表現するが、岸田政権の屋台骨を揺らす大事件が捲れようとしている。

それが岸田文雄総理の側近、木原誠二氏の「妻」を巡る一件だ。

木原氏と結婚前、妻・I氏の元夫・安田種雄が不審死を遂げたのは2006年のことだった。その事件について週刊文春が報じ、木原氏が発行元の文藝春秋社を刑事告発したのである。

私はこの事件の深層を知ることになった。というのは当時、I氏には不倫相手のAという男がいた。Aと安田種雄は知人なのだが、2人を結びつけていたのが関西極道界でいう「ポン」、つまり「シャブ」だったからだ。

地下社会ではこの事件がホットニュースとなる。この一件を私が「猫組長チャンネル」で明かしたところ大反響となった。

動画は「生」で現在は視聴できないが、文字は残る。時の政権中枢にいる人物の家族と覚せい剤という極めてシビアなトピックこということで慎重に書きたい。政治に忖度した時、警察組織内に発生する「謎の力学」には身震いしたほどだ。

さて冒頭でお悔やみを示したように安倍晋三元総理が亡くなって一周忌を迎えた。安倍元総理の功績とは何かが再認識されている。

多方面にわたる功績の中の最大の部分は、前回 『「食」から「暴力」のケータリングへと事業展開-プリコジンが満たしたプーチンの胃袋と懐』 で 予告した「ロシアの核管理問題」に内包されている。それは多くの日本人にとって集票力のない政治テーマ「外交・安全保障」の構築だ。その意味を明らかにすると共に、ワグネル内乱がもたらした本質についてオリジナルの図版を交えながら迫っていこう。

日本人が知らない日本列島のリスク

1949年8月29日、1964年10月16日、そして2006年10月9日――この3つのタイムスタンプの意味を理解している人がどれほどいるだろうか。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、3773文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
石破茂 恥知らずにもほどがある「嘘」と「裏切り」の卑怯な選挙戦が始まっ...
サポートメンバー限定
石破茂の嘘で固めた「不信表明演説」&「だらし内閣」閣僚の裏切り歴を全部...
サポートメンバー限定
新総理・石破茂「裏切り」の半生
サポートメンバー限定
【緊急配信】権謀数術の果てに「高市さん」は総理になれるのか――投票直前...
サポートメンバー限定
誰が総裁でも「半分しか勝てない」自民党の内憂と日本保守党の活路
サポートメンバー限定
地下社会的ロジックで計算した「高市さん」総裁選の「勝ち目」
サポートメンバー限定
政界要介護4・小泉進次郎と介護士たちの「自民の鳩山政権化」と「日本亡国...
サポートメンバー限定
小泉進次郎「ぼくのそうさいせん」全文に隠された「巨大利権」と「痛みを伴...