安倍元総理、LGBT稲田、ビニール進次郎…二世議員 有能と有害の分岐点
二世も官僚出身もたたき上げも無能輩出率は変わらない
前回の『「超凡人総理」を支える「コオロギ太郎」への反発』では、憲政史上でも稀に見る「凡人総理」岸田文雄氏が墜ちない背景を解説した。派閥の勢力図、派閥の歴史を図式化したが、こうした図を見た私が自然に想起するのは巨大暴力団の内との酷似点だ。
興味深いのは河野太郎氏に対する党内の警戒感が捻れて、結束が高まっている点である。
河野氏は、2021年の自民党総裁選で防衛閣僚を務めた経験がありながら風向き次第で味方を背後から撃つことを躊躇しない石破茂氏、Mr.ビニールこと小泉進次郎氏による二世議員同盟「小石川連合」を組んだ。
ニコニコ動画より
広島サミットを前に、社会浸透に向けて猛威を振るうLGBT政策を牽引する稲田朋美氏も含めて二世議員だが、安倍晋三元総理も同じ二世である。
方や自民党が生んだ戦後最高の名宰相。方やコオロギ食、反原発、ビニール、脱炭素、LGBTなど最大多数の最大幸福実現を阻害する「ソフトテロ政策推進派」。「ソフトテロ」と呼ぶ理由は、渋谷区公共トイレ問題やコオロギ食問題などと併せて次回、解説する予定だが、意識低い情弱層は「二世=悪、無能」というステレオタイプの発想に陥りがちだ。
しかし二世から輩出される無能と、「官僚出身者」や「たたき上げ」から生み出される無能の率は、そう変わらないというのが私の観測だ。
異論がある人は、あの「悪夢の民主党」や現在の立憲民主党を考えて欲しい。菅直人氏、野田佳彦氏、枝野幸男氏、蓮舫氏、辻元清美氏、顔と名前が一致しない現党首・泉健太氏、木っ端役人上がりの小西洋之氏…数え上げればキリがない無能の集団になっているではないか。
立憲民主党HPより
そこで今回は、何が自民党二世議員の有能・無能に分けるのかを、独自情報を交えながら分析する。ポイントは「歴史の断絶」だ。
安倍元総理の甥・岸信千世氏が政界進出にあたり自己紹介として「家系図」を用いて、猛批判を浴びた一件があった。この「批判」の問題点から整理していこう。