「反安倍カルト信者」に共通する病のごとき「非合理的思考」を憐れむ

安倍元総理が荼毘に付された日、沿道に集まる人々の真摯に冥福を祈る姿に私は胸を打たれた。無意味な陰謀論の解明に血道をあげる「反安倍カルト信者」とは対照的だ。今回はその「憐れな層」に共通する「非合理的思考」を、国葬の是非を通じて分析。前回に続いて、「岸信介‐児玉‐極道界」の歴史を振り返り、安倍氏と統一教会が「無関係」であることを合理的に導き出す。
猫組長 2022.07.17
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「ズブズブ」と呼べる宗教は一つだけ

2022年7月16日、安倍晋三元総理が凶弾に斃れてから1週間が過ぎた。

同月12日に安倍元総理の遺体が火葬場に向かう際、沿道には大勢の冥福を祈る人たちがいた。私自身その中の一人だったが、ほとんどの人がきちんとした服を着て真摯に手を合わせていたのである。その姿に、安倍氏がいかに国民に愛されていたのかを改めて知ることになった。

Twitterより

Twitterより

反安倍カルトの教祖が罵倒し、吹聴し続けた「嘘つき」「独裁者」という言葉が、いかに空疎だったかということだ。

その反安倍カルト信者たちは休日の赤坂などでデモを行う。デモの列にいる「着の身着のまま」で「罵詈雑言」を叫ぶ人たちの所作は、沿道で祈る人と正反対だ。本人たちは奇声を上げて気持ちよさそうだが、発生する騒音、渋滞に苛立つ人がほとんどである。

左・農民運動全国連合会 右・吉良よし子氏Twitterより

左・農民運動全国連合会 右・吉良よし子氏Twitterより

「デモは表現」と彼らはいうが、敵しか作らない主張に何の意味があるのか――改めて理解不能に陥る私がいたのである。  

同様に理解不能なのが、変わらず統一教会と安倍氏の「陰謀論」究明に血道を上げている「反安倍カルト信者」の人たちの「思考」だ。自民党と統一教会が「ズブズブ」と彼らはいうが、何を基準にして「ズブズブ」と評価しているのかの合理的説明がまったくない。

刺激的な言葉にしか反応できない、カルト信者たちに思考することなど望めない。だが、

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