独自入手 ミスチル事務所のイノセントとはほど遠い「ウラ帳簿と不正蓄財スキーム」を全公開する
雇われ社長がなぜ巨額な原資を得たのか――
前回は『つばさの党事件でも暗躍-窮すれば右翼にも泣きつくれいわ真理教・山本太郎尊師のコウモリ素顔』を書いた。黒川のバックスポンサーの存在については、前回と『妹は元有名AV女優、経営飲食店の破廉恥ショー&爆音異臭騒動、ジョイント状の物体を片手にした男性とのツーショット…有権者は「添田詩織」を知って1票入れたのかを問いたい』で書いたが、週刊文春5月30日号で、光学機器メーカー「HOYA」の御曹司であることが報じられた。私が聞いていたアジトの持ち主と同じだが、書けるレベルで確定させたのはさすが文春である。
御曹司の資金拠出は「アジト」だけに留まらない。2024年4月14日、黒川は「天下一1」なる格闘技イベントを開催したが、その時、「スポンサー」として参加者たちに紹介されたのが「HOYAの御曹司」だった。毒殺された北朝鮮の金正男似の容貌と挙動不審な動向から、信じる者は皆無だったという。
都知事選に候補者を出すことを公言しているつばさだが、早くも資金がショート。迷惑行為の動画配信で巨大な利益を得るビジネスモデルはとっくに崩壊しているのだ。「HOYA」にとってはとばっちり以外の何物でもないが資金源こそ迷惑系チンピラの命脈だ。そこを潰すことこそ、このようなチンピラを駆逐する最良策である。
しばらく政治の話を続けてきたが、今回は一転、Mr.Children所属事務所「エンジン」社長の「黒い資金源」を暴露する。コツコツ調べていたところ「ウラ帳簿」という金脈を掘り当てたからだ。
2022年11月に証券取引等監視委員会がミスチル所属事務所に家宅捜索。東京地検特捜部が所属事務所社長・谷口和弘氏を粉飾決裁事件で起訴したのは2023年11月1日のことだった。間もなく初公判というタイミングで、『現代ビジネス』が『ミスチル所属事務所「50億円巨額金銭トラブル」』と題した記事を配信した。
記事内容は粉飾事件に関連した不正融資疑惑だ。経済事件は複雑なスキームの中で行われることが多いので、それを言語化しても読者の頭の中でイメージできるか不透明なことが多い。当該記事も内容がやや玄人好みで、私には理解できるが一般の人の溜飲が下がるかは微妙な内容となっている。
起訴後、谷口氏が脱毛ビジネスに参入していたことも報じられた。
一連の事件で私が疑問視していたのは、谷口氏の「巨額な原資」の出所だ。実はエンジンはミスチルの売上の30%だけで経営しているのだから、社長とはいえ雇われの谷口氏個人が「億」を扱うことは考えにくい。
調べると谷口氏らが「ミスチル」のチケット代を横領して、せっせと不正に蓄財をしていたことがわかった。そればかりか谷口被告らが、ご丁寧に付けていた「ウラ帳簿」を独占入手することになったのである。
そのスキームは「イノセント」とはほど遠い、「大好きなスーパーカーを買いたい」という谷口氏本人のドス黒い欲望にまみれたものだった。しかも、このことは刑法のシステム上、罪に問う事が難しいという。
まさに金融の完全犯罪成立目前だ。事件は所属事務所と無関係と事務所側はコメントを出したが、谷口氏は桜井氏と「サッカー」を通じて個人的関係を深め今日の立場になった。
その友人兼社長が、大切なミスチルファンのおカネを中抜きし、黒い錬金術の原資にしたのだから無関係とは言い難い。そればかりか、少なくとも2024年5月初頭まで登記上、谷口被告がエンジンの「社長」のままだというのだから驚きだ。
不正蓄財の生データが世の中に公開されることはほとんどないが、誰が見てもわかるようスキームを図にして暴露しよう。