安倍元総理銃撃事件の捜査終結で復活した「陰謀論」の真偽
日本の自称・左翼は政策ではなく「ヒト」しか見ない
前回の『チャイナ・バルーン連続撃墜が再評価させた安倍元総理の先見性』では、アメリカが中国による「台湾侵攻・日本侵略」を前提に動き始めたことを詳説した。日本の宰相でいち早く「今日の危機」を予測し法整備や防衛体制整備に尽力したのが安倍元総理だ。
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その流れから言えば、防衛予算大幅増額も敵基地攻撃能力は安倍政権の仕事だったはずだが、猛烈な反発を予測して見送った。ところが岸田政権では易々と、そのハードルを続々とクリアしている。
防衛関係者は一様に安倍元総理に強い感謝と尊敬の念を持っているが、
「安倍政権であればもっと時間がかかったものが、岸田政権だとすんなりいく」
という。実際に国会や官邸前での赤いお祭り騒ぎは起こっていない。
日本の「自称・左翼」は「政策」や「国家戦略」を見て政府批判をしているのではなく、ただ「ヒト」しか見てないということだ。
どこかの回で解説する予定だが、健全な思考を持った大多数の皆さんは「自称・左翼」の主張に立腹したり、首を傾げるだろう。実は世の中の構造と同じで「ホンモノ」の左翼は極少数しか存在せず、むしろ理性的に政策や国家戦略を考察し、時に国粋主義的だったりもする。
ただし彼らは「国家」を認めていないので、やんわりと「日本」という地域になるのだが…。
ということで皆さんの感情を刺激するのは「左翼」のフリをした「エセ左翼」ということだ。その「エセ左翼」でさえも、「珍左翼」を経て現在では「腐左翼」に成り下がった。
左翼が自ら陳腐化した理由こそが、「反安倍無罪」だ。「何をしても勝てばいい」ということで、大多数のエセ左翼にとって乏しかった理性・品性・礼節を、自ら完全に放棄することになったからだ。
その安倍元総理銃撃事件の捜査終結に向けて再び議論になっているのが「疑惑の銃弾」である。日本で唯一「拳銃を使った至近距離からのマンハント」を実践する暴力団社会には、闇の知見が口伝によってアーカイブが蓄積されている。今回は、その黒い知見に基づいて「陰謀論」の真偽を、オリジナルの図版を交えて検証していく。