プーチンの野望によって人類は「核隷属時代」に突入した
――もはや暴力でしか「正義」を証明できない
ロシアの暴力によって「核」を求める「核隷属ドミノ」が進んだ。西側とロシア、どちらの「核の奴隷」になるのかという「分断」が発生しつつある。なぜロシアは「世界再編」のトリガーとなった「侵攻」を実行したのか――それを理解するためにプーチン大統領の「途方もない野望」の正体を解き明かして行かなければならない。
猫組長
2022.05.21
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「二元論」では問題の本質にたどり着けない
2022年5月17日、「ウクライナ侵攻」において南東部マリウポリの「アゾフスタリ製鉄所」が陥落した。ウクライナ軍も同日に戦闘終了を宣言。しかし、この「戦争の象徴」を攻略したことで、ロシア軍の戦況が有利になのるかは疑問だ。同日にはウクライナの隣国、ベラルーシが国境線沿いに特殊部隊を配備したことが明らかになった。ウクライナ軍の戦力を分散させる狙いだ(下図「2022年5月17日の戦況」を参照)。