高市早苗総理の憂鬱-その2
「陰湿と狂気」で石破と共感するフェミ
緊急配信を挟んだが、前々回「高市早苗総理の憂鬱-その1」の続きである。
安倍晋三氏の「人たらし術」を自らリファインしたテクニックによって外交ウィークで高いポイントを稼いだ高市早苗氏。捕まった宇宙人のような菅義偉氏、安全保障の意味が理解できずにひたすらばら撒いた岸田文雄氏、ひたすらスマホをいじりドナルド・トランプ大統領に名前さえ覚えられなかった石破茂氏の「暗黒外交」とは雲泥である。
日本はアメリカ共和党と民主党の代理戦争の最前線だというのが私の認識だ。高市政権誕生から外交の大成功までの流れは、そう考えなければ説明が付かない。やや陰謀論的に思うかも知れないが、その解説については次回以降としたい。
内閣支持率は実に8割超――石破政権時代に「偽世論調査」を発表し続けたオールドメディアが、自らの信頼を否定するような調査結果を伝えている。
目立つのは「フェミ」を自称した女性による「高市さん」への中傷だ。16歳のゆたぽんに諫められている始末である。
私の担当が「アタマがおかしいからフェミに走るのか、フェミに走るからアタマがおかしいのか」というとんでもない質問をぶつけてきたことがあるが、この現実を眺めるに、どうも前者のようである。
「女性の敵は女性」ということを実感するたびに、フェミの陰湿なメンタルに胸が悪くなった。この「陰湿さ」こそ、石破茂氏との共通項である。フェミが石破氏を支持する理由は政策でも何でも無く「陰の共感」だったということを実感した私がいた。
一言でまとめればキチガイ同士のシンパシーである。
高市氏への支持は、安倍元総理が亡くなった後の岸田政権と狂気の石破政権への「反動」の要素が大きいと私は分析する。久しぶりの政治熱に水を差す意図はないが、それでも高市氏の「憂鬱」は払拭できないと私は考えている。
第一に政権支持率が党支持率に繋がっていない。早期の選挙で議席数減は確実である。自民不信の大きな要因の一つが菅氏、岸田氏、石破氏の存在だ。岸田氏は、例えるなら本社取締役から関連子会社の課長で、年下上司の管理下という立場への降格となったが、彼らは実に、したたかで抜け目なく、何よりしぶとい。
自民党の特性と現在の党勢から、国賊の竹中平蔵氏に叙勲するような身中の害虫を囲わなければならなくなっている。もう一つ高市氏にとって「憂鬱」なのは高すぎる支持率だ。
ゲーテが「絶望は希望のひとつの姿」としたように、ちょっとしたきっかけで支持率は逆目になる。その要因の一つが前回も解説した「外国人汚染」の問題である。
「排外主義」の批判を避けるためか、高市政権も「共生」という言葉を使う。元々外国人問題は「ゼロベースから考える」はずが、大きく後退しているではないか。すでに「外国人」は巨大利権化していて、公明党より切り離すのが難しいと私は考えている。
その利権の突破口になったのが加藤勝信氏による「働き方改革」であり、菅義偉氏、岸田文雄氏がカルト的に盲信する新自由主義だ。
人手不足を人為的に作り、「労働力が圧倒的に不足する」というショックを利用して、閣議決定だけで「大移民政策」を実施。そこに公明党が群がった構図である。外国人政策のおぞましさの前に菅・岸田・石破氏らが行った狂気の政策の本質を明らかにして行こう。
まずは高市政権の現状から整理する。