読者限定特別配信 世界の情報機関が注目「プーチン論文」の衝撃中身
西側の軍事研究機関や情報機関は「ウクライナ侵攻」を決断したプーチン氏のイデオロギーの分析に血道を上げている。そこで2021年7月12日にロシア大統領府HPで公開した、一本の論文が注目されているのだ。有料読者が急増していることを記念して、翻訳全文を公開する。
猫組長
2022.05.22
読者限定
おかげさまで月600円で週2~3本を配信する有料読者の皆さんが急増中だ。この「theLetter」内でも初といえるほどの勢いだと聞いた。それを記念してプーチン氏の「ウクライナ観」がわかる、その貴重な資料を読者限定で翻訳全文を公開する。
このシステムを利用するにあたって、私は雑誌などの連載ではできないことに挑んでいる。例えば「図版」がその試みの一つだ。ウクライナ侵攻においては、地名や地理を視覚化することに努めている。
例えば2022年5月17日には、南東部マリウポリの「アゾフスタリ製鉄所」が陥落した。この「戦争の象徴」を攻略したことで、ロシア軍の戦況が有利になのるかは疑問だ。同日にはウクライナの隣国、ベラルーシが国境線沿いに特殊部隊を配備したことが明らかになった。ウクライナ軍の戦力を分散させる狙いだ(下図「2022年5月17日の戦況」を参照)。

©猫組長POST
すでに「有料版」の読者の皆さんにはお伝えしたが、前回の『プーチンの野望が「ソ連」どころか「帝国」復活であるこれだけの根拠』では、オリジナルの図版を使って「核隷属ドミノ」が起こっている現実を解説(下図参照)。ウクライナ侵攻に至るプーチン政権の内因について詳説した。