藤沢市議選・公認辞退 菊竹進氏×石村愛氏・マスター氏に直撃 双方が語る「決裂」の深層――その2
圧倒的得票の裏で進行していた「組織崩壊」
2027年藤沢市議選における、日本保守党公認候補・石村愛氏の公認辞退。その直後から菊竹進氏と、石村氏の交際相手であるマスター氏による非難の応酬がはじまる。不可解な点と線を巡って、SNS上で様々な憶測が飛び交うなか、私は当事者双方への直接取材を行った。
前回『「決裂」の深層――その1』では、この騒乱の前提となる人間関係と時系列のファクトを整理した。
2025年の「藤沢モスク反対運動」を契機に結びついた菊竹氏と石村氏。その後、石村氏を中心に、菊竹氏の衆院選出馬を支える強力な協力体制を築く。結果、菊竹氏は無所属ながら地方選の当落ラインをはるかに凌駕する圧倒的な票数を獲得したのである。

だが、日本保守党の公認候補の座を獲得したのは、実績未知数の石村氏だった。ところが石村氏は発表からわずか約2カ月で辞退を表明。同日夜、菊竹氏が言及した「立川での出来事」を契機に、両陣営は相互の配信番組で激しく応酬を繰り返すことになる。
なぜ実績のある菊竹氏ではなく石村氏が選ばれたのか。そして、なぜ辞退に至ったのか――今回は「藤沢モスク反対運動」と「菊竹氏の衆院選」の内幕を明らかにする。華々しい結果の裏側にあったのは組織分断で、そのことが石村氏の公認と辞退劇、その後の応酬へと繋がった。
移民問題のカギが地方行政であることは、繰り返し伝えてきた。本件は地域政治に「新興保守層」が参入する難しさを示しているというのが取材を終えた私の認識だ。結果の面からは順調に見える藤沢モスク反対署名運動と菊竹氏の衆院選だが、グループは事実上分裂していた。
生々しい肉声を中心に構成し、その模様を伝えよう。