ヘルプマークと拳銃〜 神戸殺傷「亀谷事件」①
デマにまみれた「神戸射殺事件」
前回は『流入移民「17%」で日本人は街を捨てる――欧州が示した「移民3割で地域崩壊」が示す亡国の転換点』を配信した。人口の何%、移民が流入すると「社会崩壊」が起こるのか――欧州の実証データを基にその臨界点を示した。「17%」を超えると先住民は一気に街を捨て移民が急増、「30%」に達した時には実効支配された「ゲットー」の完成となる。
この方程式を成立させない重要な鍵が地方政府だ。政府と地方が連動して対応しなければ明日の皆さんの住む街は、今日の欧州になるだろう。
さて、前回最後に予告したとおり、今回から数回、アウトローのハードコア・ノンフィクションを配信する。主人公は2026年9月に神戸で射殺事件を起こした亀谷直人氏である。
この事件は今から20年前の2つの事件の交錯点から出発した。1つが検察不祥事として知られる「三井環事件」、もう1つが山口組ミステリーの1つ「スワット事件」をきっかけにした「消えた2億円事件」だ。
当時、佐藤組に所属していた亀谷氏は、桑田兼吉・三代目山健組組長(当時)の保釈工作に絡み関係者を射殺したのだが、五代目山口組は「調査委員会」を設置し事件の真相を調べた。担当者として亀谷氏を何度も聴取したのは、侠友会・寺岡修会長と正木組・正木年男組長である。私は佐藤組側の担当として、寺岡組長、正木組長と共に東京拘置所へ同行し、裁判の傍聴にも加わった。
2026年4月、過去の保釈金絡みの射殺事件で懲役20年を終え、出所して間もない亀谷氏と直接会った。事件直前の2026年9月には電話で直接会話をしている。
アウトローのトピックを積極的に書きたい気持ちはない。ましてや身内の話である。だがネット上にはデマが横行し、亀谷氏の名誉が著しく損なわれることを看過することはできない。暴力団のトピックは一般読者の皆さんにわかりにくいと考え、多くのオリジナルの図版を作成した。
*事件直前の最後の会話
*全盛期の山健組に独りで挑む
*出身はあの菅谷組
*絶対的カリスマの病没――悲運の分裂
*血塗られた山一抗争
*「敵なし」の巨大組織が引き起こした「身内殺し」
*連鎖する危機――「スワット事件」と三井環の登場